脱毛をあきらめなくてもいい？敏感肌向けの脱毛方法とは？

 

脱毛は基本的に肌へある程度負担をかけてしまう施術です。
そのため、敏感肌のような体質の方は、向いていないように感じられます。

 

実際にムダ毛の自己処理をする場合も、敏感肌では処理の後に相当な負担がかかることから、頻度を少なくしたり、人によっては肌が見えないような服装で生活をしているケースも意外に多くみられます。

 

しかし、最近ではそう言った敏感肌の方であっても脱毛効果が実感できる施術方法が確立し、特別な料金を支払うことなく低刺激な脱毛を受けられるようになりました。

 

また、適切な脱毛方法を探せば敏感肌の方でも、より快適に脱毛を受けられる可能性があったり、相談できたりといったメリットもあります。

 

そこで今回は、敏感肌の方ができる脱毛方法を紹介したり、脱毛機の照射を受ける前に実施されるカウンセリングでの相談方法や、万が一炎症が起きてしまった場合の対処法についても解説します。

 

敏感肌がゆえに脱毛できず、カミソリで恐る恐る肌に負担のかからないムダ毛処理をしている方にとって参考になるでしょう。

 

そもそも敏感肌とはどんな状態？

敏感肌とは、簡単に言えば肌トラブルを起こしやすい体質の肌のことです。

 

化粧品をはじめ、紫外線やほこりといった外部からの刺激に対して炎症を起こしやすく、かゆみや赤みなどが出てしまう状態になります。

 

当然、刺激の強い脱毛方法で脱毛を受けてしまうと、敏感肌の状態ではダウンタイムが長くなったり、相当なダメージが発生したりといったこともあります。

 

この敏感肌は、生まれつきの方も多いのですが、実は角質層が弱くなって、バリア機能が低下することでも敏感肌になってしまうので注意が必要です。

 

自分は、敏感肌じゃないからと思っていても、時期や時間の経過によって一時的、あるいは一生敏感肌になってしまう可能性もあります。
そのため、敏感肌は、意外に身近なものといえるでしょう。

 

かつては、敏感肌といえば脱毛の施術を断られてしまうことも少なくありませんでした。
しかし、現在は次に紹介するような脱毛方法を選択することで、脱毛できるようになりました。

 

敏感肌に向いている脱毛方法とは？

敏感肌に向いている脱毛方法は次の3つの光脱毛です。

 

SHR脱毛

SHR脱毛(スーパー・ヘア・リムーバル脱毛、蓄熱式脱毛)は、サロンをはじめクリニックでも採用されている光脱毛です。

 

発毛を促すとされているバルジ領域へ光の熱を加えることで発毛を抑制します。
肌への負担が少なく、痛みもあまりありません。

 

さらに敏感肌や日焼け、産毛といった脱毛の対象から外れるようなケースでも脱毛効果が期待できる方式です。

 

深いところにあるメラニン色素ではなく、ムダ毛を作ってしまう組織を含めた毛包全体に脱毛機から熱を連続で与えて蓄熱することで発毛を抑制します。

 

IPL脱毛

IPL脱毛（インテンス・パルス・ライト脱毛）は、サロンに採用されていることが多い、メジャーな脱毛方式です。
メラニン色素に対して作用しますが、光を拡散させることで作用していくため、刺激が少なく敏感肌にも対応しています。

 

それでいて太いムダ毛や濃いムダ毛に対して特に効果を発揮する点がメリットです。
全身脱毛も90分程度でできてしまうスピーディさも魅力として挙げられます。

 

SSC脱毛

SSC脱毛（スムース・スキン・コントロール脱毛）は、照射前に塗布するビーンズジェルによって肌を保護しながら、ジェルに含まれる制毛・抑毛効果によって脱毛が期待できる方法です。

 

脱毛をしながら美肌の効果も期待できる方法であり、当然肌へも優しい方式と言えます。
敏感肌の方であっても快適な脱毛が受けられるでしょう。

 

以上が敏感肌におすすめの脱毛方法です。

 

基本的に医療機関で採用していることが多い大出力のレーザー脱毛では、敏感肌に対して大きな負担になることもあり、痛みも感じやすいため敏感肌になっている状態では、ダウンタイムが長くなるリスクがあります。

 

そういった意味で、ここまで紹介した光脱毛は医療機関の一部以外の脱毛サロンでも気軽に受けることができ、敏感肌の方におすすめです。

 

もちろん、事前のカウンセリングで敏感肌であることを相談したり、多くのサロンで実施されているテスト照射で問題がないかを確認しましょう。

 

敏感肌の脱毛をサロン脱毛で受けるメリット

脱毛方法は、クリニックで実施されている医療脱毛とサロンで実施されるサロン脱毛があります。
特に敏感肌の方にとっては、サロン脱毛にメリットがあり、それは次の3つが挙げられます。

 

肌に優しい施術

基本的にサロン脱毛で使用している脱毛機は、敏感肌に優しい光脱毛です。

 

そのため、事前に脱毛機をチェックしておくことが前提ではあるものの、サロン脱毛の脱毛機は敏感肌にも対応しているケースがほとんどです。

 

ジェルを塗ったり、エステの技術を応用した優しい手技の流れによって、敏感肌の方にも優しい施術が受けられるでしょう。

 

カウンセリングが丁寧

医療クリニックの場合、美容皮膚科や美容外科などの一部門として脱毛が行われていることがほとんどです。
そのため、他の処置が必要な方にも時間を割く必要があり、カウンセリングが短めだったり、画一的だったりします。

 

一方、サロン脱毛は、エステティシャンが脱毛にウェイトを置いた施術をしているので、丁寧にカウンセリングをしてくれます。

 

敏感肌の方でも部分的な敏感肌という方もいるので、そう言った点についても丁寧にヒアリングしてくれるでしょう。
もちろん、こちらも敏感肌の脱毛についての疑問や不安をどんどん質問できます。

 

アフターケアが充実

アフターケアの充実も魅力と言えます。

 

医療クリニックの場合は、薬を処方して終わりだったり、プリントを渡して終わりというケースも見られます。
一方でサロン脱毛の場合は肌のケアをメニューにセットしていて、自分でできるアフターケアの方法も説明してもらえるのです。

 

敏感肌の方が脱毛を受ける注意点

敏感肌の方が脱毛を受ける場合の注意点は、テスト照射を必ず受ける、日焼けを作らない、皮膚薬を使っている場合は必ず伝えることの3点です。

 

敏感肌に優しい脱毛機といっても、肌に合わないケースがあります。
そういった万が一の状況を回避する意味でも敏感肌の方はテスト照射を受けましょう。
目立たないところで少し照射してもらい、問題ないか必ず確認してもらいます。

 

敏感肌の方が日焼けを作ってしまうと脱毛機の光が大きな刺激になることも少なくありません。
そのため、脱毛を受ける前に、日傘やアームカバー、日焼け止めなどで日焼けを作らないようにしましょう。

 

皮膚薬を使っている場合は、必ず伝えます。
特にステロイド系の薬剤を塗っている場合は、脱毛機の照射で強い刺激になってしまうことがあります。
そういったトラブルになる前に、伝えることで代わりの方法や塗っていない部分の施術を受けましょう。

 

まとめ

敏感肌の方も脱毛を受けられるようになりました。

 

特にサロン脱毛の光脱毛は、敏感肌の方でも気軽に受けられる脱毛なので、気軽に体験してみましょう。
また、今回説明した注意点を意識して、脱毛を受けるのがおすすめです。