脱毛をより効果的に?毛周期を知って脱毛を受けてみよう
毛周期と脱毛は切っても切れない関係にあります。
実際脱毛サロンや医療脱毛クリニックのホームページを見ると、毛周期に合わせた脱毛を行うといった内容のことが書かれているケースも少なくありません。
しかし、毛周期とはどのようなものなのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ムダ毛が生える機関と密接な関係にある毛周期について解説していきましょう。
毛周期とは毛の生え変わる周期
毛周期は、毛が生えて抜けて、そして生えてくる発毛サイクルのことです。
主に成長初期、成長後期、退行期、休止期と呼ばれる4つの時期を経て毛の代謝が起こっています。
そして成長初期と後期の成長期、退行期を休止期と一緒にした休止期と2つの場面に分けられるのが特徴です。
成長初期と後期は、毛が成長している時期です。
毛母細胞と呼ばれる発毛の細胞の分裂が始まる時期でもあり、毛の成長が始まっていきます。
実は成長初期と後期の時期が脱毛に最適な時期といわれており、あらゆる脱毛機が特に脱毛効果を発揮するとされています。
基本的に脱毛機は、ムダ毛の色素(メラニン)に反応し、ムダ毛の再生を妨げる作用があります。
毛乳頭など毛を作っている部分の作用を鈍らせたり、ときに破壊したりして脱毛効果を発揮するのです。
一方、退行期や休止期は毛が抜け落ちる時期です。
退行期では孟母臍傍が活発に分裂していたスピードが鈍り始め、伸びることがなくなっていきます。
そして抜け落ちる状態になっている時期でもあります。
休止期は、完全に成長がストップして抜け落ちる時期です。
抜けることで新しい発毛が起こり、成長期へと移行していきます。
ただ、この時期はすでに発毛を促す毛母細胞などの組織が機能を停止しており、脱毛機を使用しても効果が期待しにくい時期と言われています。
このようなサイクルのため、脱毛サロンやクリニックでは毛周期を意識した施術を実施しています。
部位によっても毛周期が異なる!主だった部位の毛周期とは?
部位によっても成長期の時期と休止期の時期といった毛周期が異なります。
実際、ムダ毛処理で対応している主な部位だけでも、次のような期間に分けられます(カッコ内は退行期と休止期の合計)。
顔 4か月~1年(およそ2~3か月)
わき 4か月(およそ3か月)
腕 3~4か月(およそ4~5か月)
足 4か月(およそ6か月)
VIO 1~2年(およそ1~1年半)
基本的に成長期は4か月前後が多い傾向で、毛が太く濃くなりやすく長く伸びる場所ほど毛周期のサイクルが長期にわたる傾向にあります。
VIO等例外はあるものの、基本的に成長期の4か月前後の期間を中心に脱毛をすることが望ましいといえます。
ただ、成長期のムダ毛なのか休止期のムダ毛化なのかをそれぞれ判断するのは難しいといわれていいます。
さらにムダ毛自体も1本1本がタイミングの違う生え変わり方をするので、同じ部位でも成長期を迎えているムダ毛と休止期を迎えているムダ毛がある状態です。
独自のノウハウをもちいて毛周期を見極めているというサロンやクリニックがあるものの、基本的には一定の周期を設けて脱毛計画を立てるサロンやクリニックがほとんどです。
次の項目ではどのような間隔で脱毛をしているのか解説していきましょう。
毛周期に合わせた脱毛の間隔とはどのくらいが理想なのか?
さきほどの毛周期がバラバラな点を考慮すると、脱毛を受ける間隔が分からないということも少なくありません。
しかし、間隔を工夫することで成長期のムダ毛が多い時期に脱毛をすることはできます。
その間隔は2~3か月に1回ペースがベターといわれています。
脱毛1回で成長期を迎えているムダ毛の割合は最大で15~20%とされており、ちょうど2~3か月に1回の間隔で脱毛をすると成長期のムダ毛が脱毛されなりやすく、施術がスムーズに進むのです。
ただ、実際に通う間隔についてはサロンやクリニックの指示に従って間隔を設けるのがベストといえるでしょう。
その理由として機器によって作用が異なるため、各サロンやクリニックとも脱毛計画を追っていることが挙げられます。
まず機器によって脱毛間隔が異なります。
照射パワーによって異なるといわれており、照射パワーが弱いと肌のダメージが少なくなるので、間隔を短くして繰り返し照射するケースが少なくありません。
そのため、基本は2~3か月となっているものの、サロンやクリニックから2~3週間に1回といわれたらそれに従って予約をすることで、より効果を高められるでしょう。
また、各サロンやクリニックでは脱毛の計画を立てています。
その計画に沿って契約した部位(たとえば、二の腕とわき、全身など)を脱毛していきます。
効率よく契約した部位を脱毛していくために変則的な予定にしていくこともあるのです。
そういったサロンやクリニック側の事情もあるので、必ずしも自分で決めて2~3か月に1回火曜といったことをする必要はありません。
毛周期の注意点として、誤って毛周期が乱れることがあります。
それは自己処理と生活の乱れです。
自己処理で毛抜きをしてしまうと、成長期だった部分が急に休止期になってしまったり、逆に休止期が成長期に進んでしまったりします。
そうならないように自己処理をする場合は、シェーバーで優しく剃るのがおすすめです。
また、夜更かしや栄養バランスの崩れによってホルモンバランスが崩れてしまいます。
これによって毛周期が乱れるケースもあります。
そういったことで毛周期が乱れるのを回避するためになるべく規則正しい生活をするようにしましょう。
毛周期に関係なく施術できる脱毛機も登場
毛周期は脱毛にとって重要なものですが、最近は毛周期に関係なく施術できる脱毛機も登場しています。
これは、成長期でなくとも毛の成長の根本となる部分にダメージを与えてムダ毛を減らしていくという仕組みのもので、徐々に導入しているサロンも出てきました。
すべてのサロンで利用できるわけではありませんが、気になる方は調べてみるのもおすすめです。
まとめ
毛周期は、毛が生えていく成長期と毛が抜け落ちる退行期、休止期があり、脱毛は成長期に行うと効果が高いとされています。
基本的にこの毛周期は、サロンやクリニックでは特定できないものの2~3か月に1回のペースで通うことによって、多くのムダ毛の成長期に合わせた脱毛が可能です。
ただ、サロンやクリニックによって方針があるので、カウンセリングなどで間隔の相談をするのがベストです。
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